Kengo's blog

Technical articles about original projects, JVM, Static Analysis and TypeScript.

2013年の抱負(LLVM勉強します)

せっかくの旧正月なので。

今年の言語

JVM以外のマルチプラットフォーム実行基盤を学びたいと思ってCLRを学ぶためにC#とF#に焦点を定めていたんですが、Win8を買う予定が消えたこともあってナシになりました。LINQと親しむいい機会だったのですが。

当面はGroovyをかじりつつ、LLVMについて学習を進めます。せっかく得意になったASMと混ぜてなにか作れればいいですね。

Scalaは苦手意識が克服できませんでした。sbtのせいだと思います。Gradleに比べてDSLが汚い気がしてなりません*1。build.groovyのほうが長くてもまだ文として読めるので好きです。

お仕事の話

技術者の先輩としては問題なく役割を果たせるようになった気がします。少なくとも、チームメンバーに対してMUSTと短期的視野*2と中期的視野*3と長期的視野*4を自然にバランスしてしてジャッジできるようになった気がしています。違ったらこっそり教えてください。

今の自分とチームの課題は、対外的に凄さを証明するだけの「成果」だと思っています。過程やマイルストーンの成果はよさそうに見えるけど、で、結局どうなの?という。技術者というよりは、創造者とか達成者とかのレベルでしょうか。ここは今年白黒つけます、というかつきます。

ローカルの動き

上海に来てから勉強会と縁遠くなりましたが、秋くらい(だっけ?)からローカルの交流が生まれ、もくもく会やら勉強会やらを開催できるようになってきています。地元の情報誌に広告を出したのが功を奏しました。声をかけてくださった方に感謝です。

中国の勉強会サイトを使ってすでに開催されている会に乗り込むことも検討しましたが、まだ外国人(英語)の受け入れを想定しているものは無さそうです。中国語でのコミュニケーションを伸ばすほうが優先課題と言えるでしょう。

その他

中国語を次のレベルに上げるには使う機会を増やすことから、ということで中国料理を習う機会を増やしていきます。とりあえず今月末に教室の予約を入れました。そちら方面に関心をお持ちの方は、お料理ブログまでどうぞ。

昨年までちょこちょこ手を動かしていたenchant.jsについては、今年は情報断すると決めました。使う機会がなくなったし、なによりAdvent Calendarの悲惨さが未来を語ってる気がしました。規模感といい複雑さといいなかなか興味深いものでしたが、今年は時間と情熱はもう少し身近な問題に傾けるつもりです。

*1:読み手に求める前提知識が多すぎるし文章に見えない。演算子のオーバーロードに通じる気持ち悪さ。タイプ数が増えたとしても普通に読み下せる方が自分には嬉しい。

*2:成功体験にガイドすること、「価値ある失敗」の前提条件を満たしていないときに指摘すること、外への説明責任を果たさせること

*3:彼らがいかに知識・発想・視点を増やし、能動的に動ける技術者になるか

*4:クレド醸成。自分のようなクレド原理主義者は知識啓蒙に一役買えることを学んだ