ellerの考える、会議における時間を浪費するケースとその対策。の備忘録。
終わった話を蒸し返し、巻き戻ってしまう
参加者が全員理解した前提で進んだのに実際はそうでなかった場合に起こる。余分な時間がかかるだけでなく、団結感が薄れる。
A「この新製品の良さをメインターゲットである高校生にどうやって伝えようか」
B「ねぇ、メインターゲットは中学生の方が良くない?」
A「さっき高校生にしようって決めたじゃん!」
対策
- 決定事項をひとつ積み上げるごとに、全員が理解しているか確認する
- 決定事項をホワイトボードに書き出しておく
- 決定プロセスに疑問がある場合はそれを放っておかない
- 決定する際に、決定した理由を論理的に説明できることを確認する
- 会議終了後、決定事項の一覧と決定した経緯を文書にまとめて共有する
効率は低下しますが、場合によっては許容してアイデアの幅を広げることも必要かもしれません。
新しいアイデアが出ず、全員が黙り込んでしまう
発散をどこまで続ければいいのか分からない場合や、議題に対する理解度が低い場合に起こる。
A「えー、では前回に引き続き『メタボリック症候群を気にされるお客様向けのサービス』のアイデアを出してください」
B「……」
C「……」
A「……ありませんか?」(アイデア出せよ!話進まねーじゃねーか!)
B「……」(前の会議で出し切っちゃったしなぁ)
C「……」(メタボリック症候群ってなんだっけ?)
対策
- ある程度アイデアがそろっている場合、早めに切り上げて次の議題へ進む
- 今の議題と直接関係ない議題に切り替えるなど、議題を「寝かせる」ことで新アイデアを期待する
- 「なぜアイデアを出せないのか」を主張する
- どうすればアイデアが出やすいか、メンバーに直接聞いてみる
発言の内容や方向性が統一されない
どんな発言を求められているのか・何の話をしていたのかがわからなくなった場合に起こる。議題に対する真剣さが低い場合にも起こる。