華やかな日本刀 備前一文字に行ってきました。
剣術を嗜んだ頃から刀剣類全般に興味がある*1のですが、いまだに日本刀の実物を見たことがなかったのです。意外と薄く短いものなのだな、と認識を改めることができました。
ただ、素人目にはやや不完全なものとしても映りました。
重要文化財や国宝との説明があり、非常に価値のあるものだということはわかります。鉄の輝きの持つ美しさも素敵だと思いますし、直刃・乱れ刃から刀匠の苦労や技量がうかがえることも興味深いと思います。
しかしやはり刀は刀身だけでなく柄や鞘、鍔などが揃った“完全な状態”がもっとも美しいのではないかなと。分解された状態で展示しても意味がないのではないかと考えてしまいました。
まぁ置かれていた本によると刀を分解して鑑賞するのは基本的なことらしいので、文化あるいは感覚の違いなのでしょう。分解しないと見えない部分*2もありますし。
なんにせよ日本刀の美しさと恐ろしさ、そして悲しさは非常に素晴らしいものでした。手元に置きたいとは思いませんが、また年を重ねてから見てみたいと思います。