Kengo's blog

Technical articles about original projects, JVM, Static Analysis and TypeScript.

デザフェスレポート

今日はデザインフェスタに行ってきました。デザフェスは昔カナリヤ手帖を読んでその存在を知ってから、年に1度は足を運ぶようにしています。正確には覚えていませんが、今回で5回目でしょうか?
写真は会場の東京ビッグサイト。内部の写真も撮りたかったのですが、思うような写真が撮れませんでした。興味のある方は公式ウェブサイトを見ていただければと思います。
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ここに来ていつも感じるのは、クリエイター(デザイナー)のパワーの高さ。個性豊かな絵を描いていらっしゃる方やアクセサリーを作っていらっしゃる方、綿から糸を取っていらっしゃる方など様々な方がいて、それぞれの存在と作品が「来て!見て!」ときらめいています。
この場で様々な人が交流し、互いを認め合うことで支えと自信につながるのでしょう。このような企画はぜひとも続けていただきたいものです。

クリエイターにとってのネットの役割

現代ではこうしたクリエイターの方々の生活にもウェブが強くかかわっています。ほとんどのポストカードや名刺にメールやウェブサイトのアドレスが印刷してありますし、ウェブで作品を公開されている方もかなり多いと思われます。
ただ作品を公開する場としてのウェブはあまり便利ではなくて、立体的なものや動きのあるもの・巨大なものや感触が重要なものはその再現に強い制限がかかってしまいます。デジカメのスキルやウェブデザインのスキルなど、作品の特徴を電子化するための「表現しなおすスキル」がもう1段必要になってしまうからです。
CGや音楽ならばその点は問題ありませんが、イベントやショップに比べて周知させる力や集客力が低いという問題が残ります。Googleによって情報の伝わりやすさは大幅に向上しましたが、情報の受け手が能動的に動かなければ全く機能しないので、いろんな人に見てもらいたいと考えるクリエイターにとっては充分なものではありません。

こういった理由から現在は自分とその作品をアピールするにはデザインフェスタのようなイベントが有効だと思いますが、そのうちいろんな人に見てもらえるようなウェブサービスが出るのでしょうか。今それに近いのがpixivではないかと思いますが、まだ「仲間内」でしか広まらない状況ではないかと思います。拡散力あるサービスになると面白そうです。

ウェブペインティング

ちょっと気になってYoutubeで「ライブペインティング」を検索してみましたが、75件しかヒットしませんでした(ニコニコ動画では2件)。
ここまで少ないということは、クリエイターの方々はウェブやビデオではライブペインティングの良さが完全に失われると考えていらっしゃるのでしょうか。