前々回のエントリで触れたappengine-mapreduceについて2つほどpatchを送っていましたが、どちらも採用の方向でご検討いただけたようです。
- Issue 86 - appengine-mapreduce - Writer#write(JSONObject.toString) is slower than JSONObject#write(Writer) - Google App Engine API for running MapReduce jobs - Google Project Hosting
- Issue 33 - appengine-mapreduce - Status for jobs that are done displays as "Unknown" - Google App Engine API for running MapReduce jobs - Google Project Hosting
issue 86はパフォーマンス改善を主としたpatchでしたが、ホントに良くなるということを説明するためにグラフを作成していました。他にもJavaHeapの連続領域確保量など細かな改善があるのですが、評価しやすい=伝わりやすいという理由から処理速度を選択しています。
issue 33についてはテストコードまで含めて送るべきか悩んだのですが、テスト方法のキャッチアップが面倒だということと、現象がとても簡単でありテストの必要性が薄いということから判断して、テストは送りませんでした。テストはコミッタ各位にゆだねるスタンスです。ある種の甘えですね。
使ったものに手を加えてpatchを送るということを理屈でなく体験として得られたのは、自分にとっていいプラスになったと思います。技術者10年目にしては遅すぎるのですが。