確かに、プログラミングは手段としても目的としても悪くないものだと思います。だから仕事としてプログラミングをする そこまではわかります。
しかし、それならわたしのようにアマチュアプログラマでもいいし、さらにいえばわたしみたいにアマチュアプログラミングチームを立ち上げてもいい。
ほかにも、日本では参加者が少ないらしいオープンソースソフトウェアの世界など、行くところはいくらでもある。言葉は悪いですが、今の時代だとそのなかであえて職業プログラミングを選ぶ理由は?という話になってきます。
プログラミング好きはどこへ行く? - 高見知英のかいはつにっし
私の場合、IT企業に就職した理由は「もう自分はプログラミングなしに生きていくことはできないんだな、という実感があったから」「プログラミングを楽しいと思えたから」と言えるでしょう。
短い人生を効率的に過ごすためには「仕事をすること≒楽しむこと」であることが重要です。仕事を楽しめることで以下に挙げる利点を享受できます。
- 意識的な努力無しに高速な「仕事上必要な成長」が期待できる
- 「プロジェクトのためにこれを勉強しなきゃ」といった他人のための動機よりも、「自分が興味あるからこれを勉強したい」といった自分のための動機のほうが素早く多くのことを学べます。インセンティブは多ければ多いほど仕事しやすいのです。
- 業務時間外でも仕事にポジティブに取り組める
- 仕事をつらいとしか思えない人は、楽しむ時間をつくるためにわざわざ飲み屋に行ったりTVをつけたりしなければなりません。それによってお金と時間が失われます。しかし、仕事を楽しいと思えるならばそうしたコストをゼロにできます。そして得した分の時間をまた学習にあてることができるのです。
そして何よりも。
好きで一生付き合うことになることが明確ならば、それを思いっきり愛した(没頭した)ほうが深く理解できますし、後悔も無いでしょう。そういう意味でも好きなことを仕事にするのはいい選択であると思います。
もちろんプログラミングは手段でしかないことは理解していますし、戒めの意味で「プログラミング一辺倒の会社」ではなく「プログラミング以外に重きを置いている会社」を選んでもいます。
こうした選択が吉と出れば良いのですが。